シロアリは、形や集団生活のしかたなどがアリににていますが、 実はゴキブリと先祖が同じです。 日本で最も多いのがヤマトシロアリとイエシロアリ。 人目にふれるのはいずれも繁殖期です。 ヤマトシロアリは4月~5月頃、雨上がりの暖かい午前中に羽アリがとびだします。 イエシロアリは5月~7月のむし暑い午後3時~6時ごろ羽アリが電灯に群がっているところを見ることができます。 繁殖力は旺盛で、羽が取れて巣をつくり、オスが王、メスが女王となって結びつき、毎日数百個を産卵。もし羽アリが1匹いれば、 周辺に1万~5万のシロアリがいると考えられます。主に食べるのは木材ですが雑食性で、 衣類、紙、皮革、本、プラスチック、電線、ケーブル、などまで食い荒らします。 巣 は、 水をよく使う台所や浴室のまわりの床下に好んでつくり、 とくにモルタル壁 の中は 適度な湿り気があって暖かいので狙われやすいようです。地上1mぐらいの被害が多く、 どんどんはい上がり奈良の大仏殿屋根を害した例さえあり油断できません。
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